あなただけの幸せを
一緒に探すカウンセラーのじろうです。
「このままではいけない」
「何か変えなきゃ」
そんなふうに思っている時ほど、
頭の中は悩みのことでいっぱいになっていることがあります。
仕事のこと。
人間関係のこと。
これからのこと。
そして、
「どうして私はこうなんだろう」
「何がいけないんだろう」
と、自分自身についても考え続ける。
もちろん、悩んでいることについて考えたり、自分と向き合ったりすることは大切です。
けれど、ずっと苦しいことを考え続けるのにも、心のエネルギーを使います。
だから今日は、悩みについて考える前に、少し違うことを自分に聞いてみてほしいと思います。
今のあなたには、「楽しい」と思える時間がどのくらいありますか?
それを 10点満点で表すとしたら、何点くらいでしょうか。
「楽しい」は、今何点くらい?
カウンセリングの中で、今の生活について点数をつけながら振り返ってもらうことがあります。
仕事、人間関係、心や身体の状態など。
そして、楽しみ。
数字にしてみることで、普段はぼんやりしていた自分の状態に気づくことがあります。
例えば、「楽しみ」が10点満点で2点だったとします。
だからといって、
「もっと遊ばなきゃ」
「趣味を作らなきゃ」
ということではありません。
まず、
「そうか。今の私は、楽しいことに心を向ける余裕があまりないんだな」
と知ること。
それだけでも十分だと思います。
本当はやってみたいことがある。
行ってみたい場所もある。
昔は好きだったものもある。
それでも、仕事や人間関係のことで頭がいっぱいになっていると、そこへ回すエネルギーが残っていないことがあります。
やりたいことがないのではなく、
やりたいことまで心がたどり着けない。
そんな時もあるのだと思います。
子どもの頃は、「役に立つか」なんて考えていなかった
子どもの頃を思い返してみると、
「これをやったら将来役に立つかな」
「成長につながるかな」
なんて考えながら遊んでいた人は、あまりいないと思います。
面白そうだからやる。
好きだから集める。
描きたいから描く。
作りたいから作る。
ただ「やりたいからやる」。
そんなふうに動いていた時間があったのではないでしょうか。
でも大人になるにつれて、
仕事、家事、人間関係。
お金、健康、将来のこと…。
考えなければならないことが、どんどん増えていきます。
そうしているうちに、
「やってみたい」「面白そう」「好き」という小さな声よりも、
目の前の「やらなければならないこと」の方が大きくなっていきます。
僕は今年の誕生日に、これからの一年のテーマとして、
「自分を慈しみ、子ども心を蘇らせる」
ということを書きました。
僕にとって「子ども心を蘇らせる」というのは、
子どものように遊ぶことだけではありません。
誰かからどう見られるか。
何かの役に立つか。
うまくできるか。
そんなことを考えるより先にあった、
自分の中から自然に湧いてくる気持ちを、
もう一度大切にしてみることでもあるのだと思っています。
→ 43歳、For Me。自分を慈しみ、子ども心を蘇らせる一年へ

そして、子どもの頃の自分についてnoteを書いた時にも、同じことを感じました。
6歳の頃の僕は、誰かにどう思われるかを気にする前に、
「やってみたい」という気持ちのまま動いていました。
自分でキャラクターを考え、はがきに描いて、少年誌へ送る。
今振り返ってみると、大人になった僕が忘れていたのは、
「好きなもの」だけではなく、
「やりたいからやる」という感覚そのものだったのかもしれません。
→ 6歳の頃の僕と、37年越しに再会した話
箱庭の中で出会った、「楽しい」自分
箱庭では、言葉で悩みについて考えている時とは少し違った形で、自分の内側に触れることがあります。
砂に触れ、気になるおもちゃを選び、置いたり動かしたりしているうちに、子どもの頃に好きだったものや、忘れていた感覚が自然と出てくることもあります。
これまで箱庭を体験してくださった方の中には、砂に触れ、自由におもちゃを手に取っているうちに、いつの間にか夢中になり、終わった後には「楽しい」という感覚が残ることがありました。
そうした時間は、体験された方の言葉や様子からも、印象に残る時間になっているように感じます。
自分の内面に目を向けた時に出会うのは、決して苦しい気持ちだけではありません。
箱庭を通して、自分の内側にそっと触れてみる。
そこから見えてくるのは、
何かを好きだった自分。
夢中になっていた自分。
ただ「楽しい」と感じていた自分。
そんな部分にも、改めて触れることがあるのだと思います。

苦しんでいる自分だけが、自分ではない
悩みが長く続いていると、
「私はいつも不安になる」
「私は何をやってもうまくいかない」
「私はこんな人間なんだ」
と、今苦しんでいる自分が、自分のすべてのように感じてしまうことがあります。
でも、その人の中には、それだけではない部分もあります。
何かに夢中になったこと。
くだらないことで笑ったこと。
好きなものを集めたこと。
誰に言われなくても、やってみたかったこと。
だからこそ、
「私には、こんな自分もいた」
と気づくことも、自分を知ることの一つなのだと思います。
自分と向き合うというと、
つい苦しさや弱さ、うまくいかないところを見つめることだと思いがちです。
でも、「好き」や「楽しい」に目を向けることも、同じくらい大切なのだと思います。
悩み以外の時間を、少しつくってあげる
もちろん、悩みと向き合うことが必要な時もあります。
過去を振り返ったり、自分の考え方や人との関わり方を見つめたりすることも大切です。
でも、何かを変えようとする時には、そのための力も必要です。
心が疲れている時に、「もっと頑張らなきゃ」「早く変わらなきゃ」と自分を動かそうとしても、なかなか心も身体もついてこないことがあります。
そんな時には、変わることを急ぐ前に、
好きなものに触れてみる。
心地よい時間を過ごしてみる。
昔夢中になっていたものを思い出してみる。
そんなところから始めてもいいのだと思います。
「楽しい」「好き」と感じる時間は、悩みの影に隠れていた、
ただ「やりたいからやっていた」自分を思い出すきっかけになることがあります。
そして、悩みでいっぱいになっていた頭の中に、
ほんの少しでも「悩み以外の時間」が生まれる。
そんな時間を重ねることで、苦しさだけではない自分を、
もう一度感じられるようになることもあるのだと思います。
もちろん、それだけですべての悩みが解決するわけではありません。
でも、ずっと悩みの中にいた心が、ほんの少しそこから離れる時間を持つこと。
それも、自分をいたわる一つの方法ではないでしょうか。
あなたの「楽しい」は、何点ですか?
改めて聞いてみたいと思います。
今のあなたの生活の中にある「楽しい」は、10点満点で何点くらいでしょうか。
もし、低い点数だったとしても、それを良い・悪いと評価する必要はありませんし、無理に上げようとしなくても大丈夫です。
まずは、「今の私は、そういう状態なんだな」と気づいてみる。
そして、今は「楽しい」と感じることが難しいのだとしたら、心や身体の余裕がかなり少なくなっているのかもしれません。
そんな時は、無理に「楽しいことを探そう」としなくても大丈夫です。
まずは、休むことを大切にしてもいい。
何もしない時間をつくったり、安心できる場所で過ごしたりすることも、自分をいたわる大切な時間だと思います。
そして、もし少し心に余裕ができた時には、自分へこんなことを聞いてみてもいいかもしれません。
子どもの頃、何が好きだっただろう。
何をしている時、時間を忘れていただろう。
誰にも褒められなくても、やりたかったことは何だっただろう。
すぐに何かを始めなくても構いません。
まずは、思い出してみるだけでもいい。
カウンセリングも、苦しいことだけを話す場所ではないと僕は思っています。
対話をしたり、箱庭に触れたりする中で、
「私には、こんな一面もあったんだ」と気づくこともあります。
何かを変えようとする前に。
今の自分には、どれくらい「楽しい」があるのか。
そこに少し目を向けてみる。
そんなところから、カウンセリングが始まることもあるのだと思います。

今日のQuestion?
先ほど付けた「楽しい」の点数を、もう少しだけ見てみませんか?
もし、1点でも点数をつけられたとしたら、
その点数になっているのは、今の生活の中に何があるからでしょうか。
今、自分が感じたその点数を、そのまま大切にしてみてください。
どんな小さなことでも構いません。
誰かと比べる必要もありません。
その点数は、良い・悪いと評価するためのものではなく、
ただ今、あなたが感じている「楽しさ」の現在地です。
そして、もし「今は0点かも…」と感じたとしたら、
何があれば1点になりそうでしょうか。
「これができたら、ほんの少し心が動くかもしれない」
「これがあれば、少し楽しいかもしれない」
そんな小さな「1点」のきっかけがあるかどうか、
今の自分にそっと聞いてみてください。
・仕事や人間関係のことで、いつも頭がいっぱいな方
・最近、「楽しい」と感じる時間が減っている方
・自分が何を好きだったのか分からなくなっている方
どうぞ、お気軽にご相談ください。
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