あなただけの幸せを
一緒に探すカウンセラーのじろうです。
人のために頑張っているのに、なぜか満たされない。
誰かの役に立てているはずなのに、心のどこかに虚しさが残る。
そんな感覚を抱いたことはないでしょうか。
やさしい人ほど、人のために動こうとします。
困っている人を見ると放っておけない。
期待に応えたい。
支えになりたい。
役に立ちたい。
それ自体は、とてもあたたかなことです。
けれど、その優しさがいつの間にか「自分を削る優しさ」になってしまうことがあります。
頑張っているのに苦しい。
与えているのに満たされない。
人のためのはずなのに、自分がどこか置き去りになっている。
今日は、そんな違和感について書いてみたいと思います。
僕の中にずっとあった問い
「人の役に立ちたい」
これは、カウンセラーとして活動する中で、
ずっと心の奥にあった想いです。
誰かの苦しさが少しでも軽くなったら。
その人が、その人らしく生きられるようになったら。
そんな願いが、僕の中には確かにあります。
でも同時に、こんな問いもありました。
これは自己満足ではないだろうか。
無意識のうちに、自己犠牲になっていないだろうか。
誰かの役に立ちたい。
でも、自分を置き去りにはしたくない。
この感覚は、きっとカウンセラーに限らず、多くの人に共通するものだと思います。
家族のために頑張る人。
職場で周りを支え続けている人。
人間関係の中で、いつも相手を優先してしまう人。
そういう人ほど、気づかないうちに「自分の気持ち」を後回しにしてしまうことがあります。
そしてある日、理由のわからない疲れや、説明しにくい虚しさとして、それが表れてくるのかもしれません。
自分とのつながりを取り戻す場所
楽に生きられている人の共通点のひとつに、
「自分とつながり、他者ともつながれていること」
があるように思います。
生きづらさを感じている人の多くは、
・自分の気持ちがわからない
・他者とうまく関われない
・誰かと一緒にいても、どこか孤独を感じている
そんな苦しさを抱えています。
そんな方が、もう一度、自分の人生に戻ってこられる場所。
それをつくることが、僕のカウンセラーとしての使命だと感じています。
カウンセリングルーム稲穂で大切にしているのは、
何かを無理に変えることよりも、まず「そのままでいられる時間」です。
安心して沈黙できること。
無理に前向きにならなくていいこと。
弱さを隠さなくていいこと。
きれいに話せなくても大丈夫だと思えること。
そうやって、自分の気持ちや感覚に少しずつ触れていけるとき、人は自分とのつながりを取り戻していきます。
そして、不思議なことに、自分とつながり直せた人は、少しずつ他者との関わり方にも変化が生まれていきます。

他者貢献の順番が、逆だった
ある対話の中で、こんな流れに触れたことがありました。
自分らしく生きる
↓
自分の身体、心、魂が喜ぶ
↓
結果として他者貢献になる
そのとき、僕の中で何かがすっと腑に落ちました。
これまで、
「どうやったらもっと人の役に立てるだろう」
ということを、ずっと考えてきました。
けれど本当は、その前に必要なことがあったのだと思います。
それは、
どうやったら「自分が、自分として在れるか」
ということです。
自分の感情を感じること。
自分の弱さを認めること。
無理をしていないかに気づくこと。
自分らしく在ることを、自分に許していくこと。
それが先だった。
そして、自分を偽らずに在れるようになると、不思議なことが起きます。
無理に何かを与えようとしなくても、その人の在り方そのものが、誰かの安心になることがあるのです。
無理して演じていない。
頑張りすぎていない。
でも、ちゃんと伝わる。
そういう関わり方が、たしかにあるのだと思います。

自己満足でも、自己犠牲でもない在り方
「他者貢献」には、二つの落とし穴があるように感じています。
一つは、「自己満足型の貢献」です。
自分がやりたいからやる。
それ自体は悪いことではありません。
けれど、ときに相手の気持ちやタイミングが置き去りになってしまうことがあります。
結果として、相手から喜ばれず、自分の気持ちも不満が高まることもあります。
もう一つは、「自己犠牲型の貢献」です。
相手のためにと、自分を削って尽くす。
これもまた、優しさから生まれるものです。
でも、自分の心や体がすり減っていけば、いずれ続かなくなってしまいます。
どちらも悪意はありません。
むしろ善意の行動です。
どちらも、人のやさしさや真剣さから生まれているものだと思います。
だからこそ、行動自体を責める必要はありません。
でも、そのままでは苦しくなってしまうことがある。
僕が目指したいのは、そのどちらでもない在り方です。
自分らしさの先にある、「自然体の他者貢献」。
無理がない。
力みがない。
背伸びもしていない。
でも、必要な人にちゃんと届いている。
それは、「頑張ってする貢献」というより、
その人から「自然に滲み出てくる貢献」
なのだと思います。

自分を知ることは、自分のためだけではない
自分を知ることは、わがままなことでも、自己中心的なことでもありません。
むしろそれは、大切な人との関係を育てていくための、最初の一歩なのだと思います。
旦那さんや奥さん。
お子さん。
職場の同僚や上司。
友人やパートナー。
これから出会う人たち。
そうした誰かとの関係は、自分との関係とどこかでつながっています。
自分の気持ちがわかると、相手の言葉や態度の奥にも目を向ける「心の余白」が生まれます。
たとえば、
自分の怒りの奥に寂しさがあると気づけたとき、
相手の怒りの奥にも、何か別の気持ちがあるのかもしれないと思えるようになります。
自分の不安を認められるようになると、
相手の不安にも少し優しくなれます。
実際、カウンセリングに来られた方から、
「自分が変わったら、家族が変わり始めました」
「職場の人との関係が、なぜか柔らかくなりました」
とお話しいただくことがあります。
周りを変えようとしたわけではない。
誰かをコントロールしたわけでもない。
ただ、自分との関係が変わった。
それだけなのです。
でも、その変化は静かに、確かに、周りとの関係にも広がっていきます。
稲穂のように実るということ
田んぼで実る稲穂は、
無理に頭を垂れているわけではありません。
実るから、自然と垂れる。
この姿が、僕はとても好きです。
誰かのために、自分を削るのではなく、
自分が実ることで、自然と誰かの力になっていく。
それは、とても健やかな在り方です。
もちろん、いつもまっすぐ立っていられるわけではありません。
風に揺れる日もある。
しなる日もある。
迷う日だってある。
でも、根っこは大地につながっている。
だから、揺れても簡単には倒れない。
自分とつながるというのは、その「根」を思い出すことなのかもしれません。
外側の役割や誰かの期待ではなく、
もっと深いところにある自分の感覚に戻っていくこと。
そこから生きること。
そうして実っていくものは、きっと無理のないやさしさになって、
大切な人たちにも届いていくのだと思います。

まずは、自分とつながるところから
もし、今あなたが、
誰かのために頑張りすぎている。
自分を後回しにして疲れている。
でも本当は、人とあたたかくつながりたい。
そんな思いを抱えているなら、まずは自分とつながるところから始めてみませんか。
自分を知ることは、決して自分のためだけではありません。
それは、あなたの大切な人との関係をあたためていく、はじめの一歩にもなります。
三重県四日市市で対面カウンセリングを行っているカウンセリングルーム稲穂では、
あなたがあなた自身と安心して向き合える時間を大切にしています。
相談してみたいと感じられたときには、ご連絡いただけたらうれしいです。

今日のQuestion?
どんなときに、自分とのつながりを感じられますか?
・頑張っているのに満たされなさを感じている方へ
・誰かの役に立ちたいのに無理や苦しさも感じている方へ
・もっと自然体で人とつながりたいと感じている方へ
どうぞ、お気軽にご相談下さい。
あなただけの幸せを
一緒に探すカウンセリング
