あなただけの幸せを
一緒に探すカウンセラーのじろうです。
以前、「他者を通して、自分が見えてくる」という記事を書きました。
その記事では、
人との「違い」に気づくことで、自分の感じ方や大切にしたいものが見えてくること。
人との「同じ」に気づくことで、自分だけではなかったと安心できること。
そして、自分という存在は、自分ひとりだけを見つめていても、案外分からないことがある。
そんなことを書きました。
今回は、その続きです。
自分を見ても、自分が分からない。
そんな時は、相手を見て、自分を知るという方法もあるというお話です。
自分に聞いても、分からない時
「私は、本当はどうしたいんだろう?」
「何がしたいんだろう?」
「どんなふうに生きたいんだろう?」
そう自分に問いかけても、
「うーん……分からない」となることがあります。
自分のことだから、自分に聞けば分かりそうなのに、
自分のことだからこそ、見えにくい。
そんな時は、自分の中ばかりを探さなくてもいいのかもしれません。
少し外に目を向けて、誰かを見た時、自分の心がどう動くのかを見てみます。
「羨ましい」の中に、自分の願いがある
誰かを見て、
「いいなあ」
「羨ましいな」
「あんなふうになれたらな」
と思うことがあります。
SNSで、楽しそうに暮らしている人に目が止まる。
職場で、自分の意見を自然に言える人を見て、「私も、あんなふうにできたらな」と思う。
ママ友が、家族だけでなく自分の時間も大切にしているのを見て、「いいなあ」と感じる。

そんな時、
「あの人だからできるんだ」
「私には無理だ」
と比べて、落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
でも、その「羨ましい」という気持ちを、自分を責める材料ではなく、自分を知るための手がかりとして見てみることもできます。
自由に生きている人が羨ましいなら、
私も本当は、もう少し自由に生きたいのかもしれません。
人に頼れる人が羨ましいなら、
私も本当は、誰かに頼ってみたいのかもしれません。
好きなことを楽しんでいる人に惹かれるなら、
私も、もっと自分の「好き」を大切にしたいのかもしれません。
そこで、こんなふうに問いかけてみます。
「私は、その人の何を羨ましいと思っているんだろう?」
同じ人を見ても、心が動くところは、人によって違います。
その人そのものになりたいのではなく、
その人の中にある何かが、自分の心に触れているのかもしれません。
「あの人みたいになりたい」の中から、
「私は、こんなふうに生きたい」が見えてくることがあります。
羨ましさだけではない
誰かを見て、
「もっと自分を大切にしたらいいのに」
「そんなに我慢しなくてもいいのに」
と思うこともあります。
そんな時、その言葉を一度だけ、自分にも向けてみます。
「これを、私に言うとしたらどうだろう?」
すると、相手に言いたかったはずの言葉が、実は自分にも必要だったと気づくことがあります。
また、誰かを見てモヤモヤしたり、腹が立ったりする時もあります。
それを何でも「自分の問題」と考える必要はありません。
実際に嫌なことをされたのかもしれないし、自分の大切な境界線を越えられたのかもしれません。
ただ、「どうして私は、ここにこんなに反応したんだろう?」と考えてみる。
そこから、自分が何を大切にしているのかが、見えてくることもあります。
誰かを見て、自分に戻ってくる
「あの人みたいになりたい」と思っても、その人と同じになる必要はありません。
大切なのは、その人の何が、自分の心を動かしたのか。
自由さに惹かれたなら、
自分なりの自由を探してみる。
人とのつながりに惹かれたなら、
自分にとって心地よいつながり方を探してみる。
好きなことを大切にしている姿に惹かれたなら、
自分の「好き」を、今より少し大切にしてみる。
誰かの人生をそのまま真似するのではなく、
そこから見つけたものを、自分に合った形で、自分の人生に持ち帰る。
それでいいのだと思います。
誰かを見て、「羨ましい」「いいな」「なぜか気になる」と思った時。
そこで終わらず、少しだけ、自分の方へ問いを戻してみます。
「私は、何に心が動いたんだろう?」
「そこには、私のどんな願いがあるんだろう?」
すると、相手について考えていたはずなのに、いつの間にか、自分の話になっていくことがあります。
カウンセリングでも、誰かとの出来事を話していく中で、
「本当は、私もこうしたかったのかもしれない」
「私は、これを大切にしたかったんだ」
と、自分の気持ちに出会うことがあります。
自分のことは、自分だけを見つめていても、分からないことがあります。
だから、自分を見ても、自分が分からない時は、誰かを見てみる。
その人を見た時に動いた自分の心が、
まだ気づいていなかった自分を、教えてくれることがあります。

今日のQuestion?
最近、「いいな」「羨ましい」と思った人の、どんなところに心が動きましたか?
そこには、あなたが大切にしたいものや、これから生きてみたい自分の姿が、少し隠れているかもしれません。
・自分が何をしたいのか分からない方
・自分の本音や願いを知りたい方
・人間関係を通して、自分自身について整理したい方
どうぞ、お気軽にご相談ください。
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