【アダルトチルドレン】他者とのコミュニケーションが苦手な方へ送る、会話のキャッチボール術


あなただけの幸せを
一緒に探すカウンセラーのじろうです。

今回はこちらのご質問にお答えします。


コミュニケーションは、社会で生きていく上で欠かせないスキルです。

しかし、他者とのコミュニケーションが上手くとれずに、
息苦しさを感じたり、ストレスを抱えてしまう方もいます。


また、コミュニケーションが苦手な方の中には、
過去の経験やトラウマから、言葉を投げることに不安や恐れを感じる方もいます。

特に、アダルトチルドレンと呼ばれる、
幼少期の家庭環境に問題があった方、
子ども時代に子どもらしく過ごせなかった方は、
他者とのコミュニケーションにおいて、さまざまな壁にぶつかることがあります。

野球のキャッチボールの場面をイメージしてみてください。


ボールを投げる側は、しっかり相手の方を見て、投げる動作を始めます。

そして、踏み出した足を相手の方に向けて、相手の取りやすいようにと、相手の胸を目標に投げます。

ボールを受け取る側は、相手に「ここに投げてね」とグローブを自分の胸の前に構えます。

そして、相手の投げたボールの行方をしっかり見て、グローブでガッチリ受け取ります。

こんなイメージができたでしょうか。


では、今度は、コミュニケーションを「会話のキャッチボール」だと考えてみましょう。

投げるのは「ボール」じゃなくて、「言葉」だと置き換えてみてください。


言葉を投げる側は、しっかり相手の方を見て、投げる動作を始めます。

そして、踏み出した足を相手の方に向けて、相手の取りやすいようにと、相手の胸を目標に投げます。


言葉を受け取る側は、相手に「ここに投げてね」とグローブを自分の胸の前に構えます。

そして、相手の投げた言葉の行方をしっかり見て、グローブでガッチリ受け取ります。


ボールを言葉に置きかけて読んでみて、いかがでしたか?

普段のコミュニケーションは、どのような感じですか?

自分が言葉を投げる側の時はどうですか?

家族、友人、パートナー、職場での会話場面を思い出してみてください。

しっかり相手の方を見て、話せていますか?

身体の向きはどうですか?
スマホ、テレビ、パソコンなどを見ながら、話し掛けていませんか?

相手が受け取りやすい言葉を意識して使っていますか?
主語や述語が抜けていませんか?

「言わなくても伝わるだろう」
「察してくれよ」って思っていませんか?


自分が言葉を受けとる側の時はどうですか?

家族、友人、パートナー、職場での会話場面を思い出してみてください。

相手の言葉を受けとる姿勢は取れていますか?

しっかり相手の方を見て、話を聴けていますか?

身体の向きはどうですか?
スマホ、テレビ、パソコンなどを見ながら、話を聴いていませんか?

相手の言葉をガッチリと受け止めていますか?

あいずちや、うなずきなど、相手の言葉に適切に反応して、
言葉を受け取ったことを相手に伝えていますか?

ご自身のコミュニケーションの場面を振り返ってみて、
自分の振る舞い方はどうだったでしょうか。

意外にできていないかもって思うこともあったのではないでしょうか。

コミュニケーションスキルを高めたいと思って、
何か特別なこと、新しいことを学ぶことよりも、

まずは、基本的なことで、簡単にできそうなことから始めていきましょう。

野球の基本は、キャッチボールで
「相手を意識して、相手の取りやすいボールを投げる」こと。

それを、コミュニケーションにも転用して、
「相手を意識して、相手の取りやすい言葉を投げかける」こと。

まずは、基本から始めてみるのはどうでしょうか。

コミュニケーションを苦手に感じる人もいると思いますが、
その背景には、幼少期の家庭、生育環境が関係している場合もあります。


今回は、コミュニケーションを野球のキャッチボールに例えてお伝えしました。


言葉を投げる側も、言葉を受け取る側も、
相手をしっかりと意識すること
(相手が受け取りやすい、投げやすい)が大切です。

そうすることで、会話のキャッチボールが成立し、
コミュニケーションが円滑にとれるようになっていきます。

何ごとも、まずは基本から始めてみましょう。

・コミュニケーションに課題を感じている方
・アダルトチルドレンで苦しさを感じている方
・ありのままの自分を表現したい方

どうぞ、お気軽にご相談下さい。

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