あなただけの幸せを
一緒に探すカウンセラーのじろうです。
「変わりたいからと言って、いきなり全部を変えなくてもいい」
「まずは、自分にできそうなことからやってみよう」
そう思って、行動のハードルを少し下げてみた。
何でも一人で抱え込むのではなく、困った時には、一つだけ誰かにお願いしてみる。
全部ちゃんと終わらせようとするのではなく、「今日はここまで」と区切ってみる。
一度はできた。
「少し変われたかもしれない」
そう思ったのに、次に同じような場面がやってきた時には、また一人で抱え込んでいた。
また、無理をして終わるまで頑張っていた。
そして、
「結局、また同じことをしている」
「こんなことすら続けられないなんて」
「ああ、やっぱり自分は変われないんだ」
そんなふうに、自分を責めてしまう。
こう思ってしまうこと、ありませんか?
でも、
「続かなかった=失敗」
本当に、そうなのでしょうか。
ハードルを下げても、できない時はある
前回のブログでは、「変わることより、選べること」について書きました。
全部を変えようとするのではなく、今まで一つしかなかった選択肢の隣に、
もう一つ別の選択肢を置いていく。
たとえば、
「全部自分でやる」しかなかったところに、
「一つだけお願いしてみる」という選択肢を増やす。
「最後までちゃんとやる」しかなかったところに、
「今日はここまでにする」という選択肢を増やす。
それでも、いつも新しい選択ができるとは限りません。
一度は人に頼れたのに、次はまた、
「これくらい自分でやらないと」と、一人で抱え込んでしまった。
一度は「今日はここまで」と終えられたのに、余裕がなくなると、
「ちゃんとやらなきゃ」と、また頑張りすぎてしまった。
そんな時、
「せっかくできるようになったと思ったのに」
「また元に戻ってしまった」
と、余計に自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
でも僕は、そこで必要なのは、さらに自分にムチを打って、
「もっと頑張らなきゃ」と追い立てることではないと思っています。
できなかったことは、ひとつの情報かもしれない
何かができなかった時、僕たちはつい、
「自分の意志が弱いから」
「結局、本気で変わろうとしていないから」
という答えを出してしまうことがあります。
でも、他にもいろいろな理由があるのかもしれません。
「一つだけお願いしてみよう」と思っていても、
その相手には、まだ頼ることへの不安が大きかったのかもしれない。
お願いしようとした内容が、
今の自分には少しハードルが高かったのかもしれない。
その日は余裕がなくて、
いつものやり方で乗り切るだけで精いっぱいだったのかもしれない。
「今日はここまでにしよう」と思っていても、
途中で止めると誰かに迷惑をかけるような気がしたのかもしれない。
「ちゃんとできない自分」を、
自分自身がまだ許せなかったのかもしれない。
だとしたら、できなかったことは、
「やっぱり自分はダメだ」という証拠ではなく、
「これは、まだ自分にとって難しいことなんだな」
と知るための、一つの情報なのかもしれません。
だから、できなかったことは、自分を責めるためではなく、
自分を知り、自分に合うやり方を探すための大切な手がかりになるのだと思います。
元に戻ったように感じても、ゼロになったわけではない
ずっと人に頼ることが苦手だった人が、
ある日、「これだけ手伝ってもらえますか」とお願いすることができた。
でも、次に困ったことが起きた時には、また一人で全部やってしまった。
そんな時、
「結局、何も変わっていないんだ」と思うことがあります。
でも、一度できたことまで、なかったことにしなくてもいいのだと思います。
以前なら、一人で抱え込んでいることにも気づかなかった。
今は、「あ、また全部自分でやろうとしているな」と気づけるかもしれない。
以前なら、無理をしていることが当たり前だった。
今は、「ちょっと頑張りすぎていたかもしれない」と振り返れるかもしれない。
そして、次の機会に、
「今回は一つだけお願いしてみようかな」と、もう一度選ぶこともできます。
同じところに戻ったように見えても、まったく同じ自分でそこにいるわけではないのかもしれません。
一度知ったこと。
一度できたこと。
一度気づいたこと。
そうした経験も、ちゃんと残っています。

できなかった時こそ、やり方を問い直してみる
もし、やってみようと思っていたことが、できなかった時。
すぐに、「またできなかった」と自分を責める前に、
少しだけ違う問いを持ってみてもいいのかもしれません。
「何が難しかったんだろう」
「もう少し簡単にするとしたら?」
「誰になら、少し頼れそう?」
「どこまでなら、今日はここまでと言えそう?」
一度決めた方法を、そのまま続けなければいけないわけではありません。
やってみたからこそ、「これは少し難しかったな」と分かることがあります。
だったら、
やり方を変えてみればいい。
もっと簡単にしてみてもいい。
誰かの力を借りてもいい。
今の自分に合う形を、探し直してもいい。
続かなかったことを、「失敗」と見るのではなく、
自分に合う方法を探すための材料
として見てみてもいいのだと思います。
そもそも、今も本当にやりたい?
そして、やり方を考える前に、もう一つ聞いてみたいことがあります。
「そもそも、今もこれをやりたいと思っているかな?」
先月、「今、今を生きる」というブログを書きました。
そこでも、昨日と今日で気持ちが変わってもいい。
一度決めたことでも、今の自分がどう感じているのかを大切にしていい。
そんなことを書きました。
続けることも、同じなのかもしれません。
始めた時には、「やってみたい」と思っていた。
だから、やってみた。
でも、実際にやってみたことで、
「思っていたものとは少し違った」と分かることもあります。
始めた時とは、
生活が変わっているかもしれない。
人との関係が変わっているかもしれない。
自分の気持ちそのものが、変わっているかもしれない。
それなのに、
「一度決めたんだから、続けなければ」
と、過去の自分の決断だけに縛られなくてもいいのだと思います。
始めた時の気持ちも大切。
そして、
今の自分の気持ちも大切です。
今の自分が、もう一度選んでいい
考えてみた結果、
「やっぱり、もう一度やってみたい」と思うなら、またやってみればいい。
「今までのやり方では難しかったな」と思うなら、少し方法を変えてみてもいい。
そして、
「今の自分には、必要ないかもしれない」と思うなら、やめることを選んだっていい。
続けることも。
やり方を変えることも。
もう一度やってみることも。
やめることも。
今の自分が、もう一度選んでいい。
「続けることより、戻ってこられること」というのは、
何があっても元の場所へ戻らなければならない、ということではありません。
一度できなくなったからといって、「もうダメだ」と決めなくてもいい。
大切なのは、
続けるのか。
やり方を変えるのか。
それとも、別の道を選ぶのか。
その時の自分に、もう一度問い直せることなのだと思います。
人は、いつも同じようにはできません。
できる時もあれば、できない時もある。
余裕がある時もあれば、いつものやり方で精いっぱいの時もある。
気持ちだって、変わります。
だから、
「またできなかった」と自分を責めたり、
「続けなきゃ」と自分を追い込んだりする前に、
少しだけ立ち止まり、
そっと胸に手を当て、
「今の自分は、どうしたいんだろう」と、聞いてみる。
僕が思う「続けることより、戻ってこられること」とは、
もう一度、自分の気持ちを確かめて、自分で選べる場所に戻ってくることです。
もし、今「また同じことをしてしまった」と感じているのなら。
まずは、
「今の自分は、どうしたい?」
と、自分に聞いてみてもいいのかもしれません。

今日のQuestion?
今の自分の気持ちは、何と言っていますか?
・一度できたことがまたできなくなると、「やっぱり自分は変われない」と責めてしまう方
・人に頼ろうと思っても、気づくとまた一人で抱え込んでしまう方
・頑張りすぎないようにしようと思っても、また無理をしてしまう方
どうぞ、お気軽にご相談ください。
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