あなただけの幸せを
一緒に探すカウンセラーのじろうです。
前回の記事では、
余白が生まれると、
人間関係は変わりはじめることについて書きました。
前回の記事は下記です。
👉 https://inaho16.com/space-in-relationships/
そして、記事のあとがきで、
こんなことを書きました。
自動的に起こってしまう「反応」。
それに対するささやかな「反抗」。
それが余白なのかもしれません。
今回は、その
“自動的に起こってしまう反応”
について書いてみたいと思います。
なぜ私たちは、
すぐに反応してしまうのか。
その反応の正体を、
少しだけ一緒に見つめてみましょう。
気づいたときには、もう心が動いている
・誰かの何気ない一言に、傷つく。
・相手の少し冷たい表情に、不安になる。
・LINEの返信が遅いだけで、嫌われたのかもしれないと思う。
・強い口調で言われると、頭が真っ白になる。
あとから落ち着いて考えれば、
「そこまで気にしなくてもよかったかもしれない」
と思えることもあります。
でも、その瞬間は違います。
気づいたときには、
もう心が動いている。
不安になる。
怖くなる。
腹が立つ。
黙り込む。
必要以上に謝る。
まるで、自分の中にあるスイッチが、
勝手に入ってしまうように。
そして後から、
「また反応してしまった」
と、自分を責めてしまうことがあります。
でも、その反応は、
あなたが悪いから起きているわけではありません。

反応は、意志の弱さではない
すぐ不安になる。
すぐ傷つく。
すぐ黙ってしまう。
そんな自分を、
「弱いからだ」
「気にしすぎだ」
「もっと強くならなきゃ」
と責めたくなることがあります。
でも、反応は意志の弱さではありません。
人は、危険を感じたとき、
考えるより先に反応します。
責められたように感じる。
否定されたように感じる。
見捨てられそうに感じる。
その瞬間、心は、
「危ない」
と感じます。
そして、自分を守ろうとします。
言い返す。
黙る。
謝る。
距離を取る。
笑ってごまかす。
形は人によって違っても、
その奥には、自分を守ろうとする働きがあります。
だから、反応してしまう自分を、
すぐに責めなくてもいいのです。

それは、心が自分を守るために覚えたこと
反応には、理由があります。
今の出来事だけで起きているように見えて、
実は、過去の経験が関係していることがあります。
子どもの頃から怒られることが多かった人は、
少し強い口調を聞くだけで、体がこわばることがあります。
自分の気持ちを言って否定された経験がある人は、
本当は言いたいことがあっても、言葉を飲み込むことがあります。
家の空気を読むことが当たり前だった人は、
相手の表情や声のトーンに、とても敏感になることがあります。
それは、単なるクセではありません。
そのときの自分が、
・なんとか傷つかないように、
・なんとか怒られないように、
・なんとかその場を生き抜くために、
覚えたこと。
心が、自分を守るために身につけた反応です。
だから、
「私はすぐ反応してしまうダメな人間だ」
と決めつけなくてもいい。
その反応の奥には、
これまでのあなたが一生懸命生きてきた時間があるのだと思います。
反応を責めるほど、余白はなくなっていく
反応そのものも苦しいですが、
それ以上に苦しくなるのは、
反応した自分を責めてしまうことかもしれません。
「また不安になってしまった」
「また言いすぎてしまった」
「また黙ってしまった」
そうやって、自分を責める。
すると、心の中に余白がなくなっていきます。
下記の悪循環の図のように、
反応と自己否定が重なっていくことがあります。

だから、反応した瞬間こそ、
責めるよりも先に、気づいてあげたいのです。
「あ、怖かったんだな」
「あ、責められたように感じたんだな」
「あ、守ろうとしたんだな」
そうやって、自分の中で起きたことを、
少しだけやさしく見つめてみる。
その小さな気づきの中に、
余白は生まれてくるのだと思います。
余白とは、反応が起きたあとに戻ってこられること
余白というと、
反応しない自分になることのように感じるかもしれません。
・何を言われても動じない
・いつも穏やかでいる
・感情に振り回されない
そんな自分を目指したくなることもあります。
でも僕は、余白とは、
反応を消すことではないと思っています。
心は動きます。
不安になる日もあります。
怒りが湧くこともあります。
悲しくなることもあります。
それを全部なくそうとすると、
かえって苦しくなります。
余白とは、反応が起きたあとに、
ほんの少し戻ってこられること。
「あ、今反応しているな」
「これは昔からのパターンかもしれない」
「今すぐ決めつけなくてもいいかもしれない」
そうやって、自動的な流れに、
少しだけ間をつくること。
大きな決意ではなくていい。
いつもの反応に、少しだけ巻き込まれないための、
とても小さな抵抗。
それが、余白なのだと思います。

反応は、あなたを困らせるためではなく、守るために生まれた
私たちは、すぐに反応してしまうことがあります。
その反応に、苦しめられることもあります。
でも、その反応は、
あなたを困らせるために生まれたものではないのだと思います。
きっと昔、
あなたを守るために必要だった。
その場を生き抜くために、
心が一生懸命に覚えてきたもの。
だから、まずは責めるよりも、
「こうやって守ってきたんだな」
と気づいてあげること。
そこから、余白は生まれます。
反応をなくすのではなく、
反応に飲み込まれたままにしない。
反応が起きても、
少しずつ自分に戻ってこられるようになる。
その、小さな間(ま)が、
自分を知ることにつながり、
人との関係にも、静かに変化を起こしていくのだと思います。

今日のQuestion?
あなたは、どんなときに「すぐ反応してしまう」と感じますか?
・反応してしまう自分を責めてしまう方
・不安や怒りに飲み込まれやすい方
・反応をなくすより、自分を理解することから始めたい方
どうぞ、お気軽にご相談下さい。
【あとがき】
ここまで読んでくださって、
ありがとうございます。
反応してしまうとき、
つい「こんな自分はだめだ」と
責めたくなることがあります。
でも、今日書いてきたように、
その反応は、あなたを困らせるためではなく、
守るために生まれたものかもしれません。
だったら、
すぐに変えようとしなくてもいいし、
すぐに正そうとしなくてもいい。
まずは、
反応したときに、
「あ、怖かったんだな」
「あ、責められたように感じたんだな」
「あ、守ろうとしたんだな」
と、心の中で言葉にしてみる。
「あ」と気づいて、
「〇〇だな」とつなげる。
こんな感じのイメージで。

その間に、
ほんの4拍くらいの、
されど4拍もの余白が静かに生まれるのかもしれません。
まずは、
「あ、今反応したんだな」
と気づくこと。
それだけでも、
自動的な反応に飲み込まれたままではなくなります。
たった4拍。
でも、その小さな間に、
自分に戻るための余白が生まれていくのだと思います🌾
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