【うつ病】【ひきこもり】療養することと同じくらい、大切なこととは?


あなただけの幸せを
一緒に探すカウンセラーのじろうです。

うつ病やメンタルの症状が出て、療養中の方からのご質問です。


「ゆっくり休みましょうと言われたけれど…
休んでいるだけで、全然良くなる気がしないです」


「休めと言われて何もしていないと、余計に落ち込みます」


「休んでいるだけだと色々考えてしまい、逆に気が休まらないです」



というお悩みを抱えている方、多いですよね。


確かに、うつ病などで心身ともに疲れ果てている時は、
身体と心を休ませることはとても大切です。

病院に通われている方は、
まずは医師の判断に従って下さいね。


しかし、ただ休んでいるだけでは、
回復を実感できないばかりか、
かえって不調になることもあるかもしれません。

心身の回復には、大前提として、休むことが大事ですが、
休みと同様に「自分らしい役割」を見つけることも大切です。


「役割」とは、家事の手伝いやペット・植物のお世話など、
今のあなたが無理のない範囲で行動できる、小さな役割で構いません。


また、その役割を行うことで、
周りの人から「ありがとう」と感謝されることや、
周りの誰か(家族・ペット・植物)が喜んでくれること
につながることだと、よりよいです。

なぜなら、あなたがその行動をすることで、
「今の自分でも、周りへ貢献できたり、喜びを与えられたんだ…」
と思えるからです。


このように、誰かの役に立てた実感を得られたことで、
「自分には価値がある」と実感することができます。


その積み重ねが、失った自信を少しずつ取り戻せていきます。

僕自身も、30歳半ばにうつ病になった経験があります。


その結果、仕事や所属先、肩書など与えられていた「役割」を失い、
自分の存在意義など何もかもを失った気持ちになりました。


「自分は価値のない人間なんだ」

失意の中、十数年ぶりに実家へ戻りました。


そんな中、うつ療養のかたわらで、家族のために料理をするようになりました。
料理は元々好きなこともあり、全然苦ではありませんでした。


毎日料理を作り、家族に感謝されるなかで、
「何もできない自分でも、料理を作ることで家族に貢献できているんだ」
と、少しずつ自信を取り戻せたのです。


他にも、朝起きて庭の掃除したり、植物に水をやったりすることで、
外気に触れ、陽の光を浴びて、少しずつ身体が元気になっていきました。


こうした小さな習慣、積み重ねが、心身の回復につながったのです。

うつ病に効果的な対処法として、朝散歩が勧められています。


朝の散歩は、ストレスを和らげるセロトニン神経を活性化し、
脳の疲労を回復する効果があるからです。


ただ、僕自身がそうでしたが、
朝の散歩にハードルが高く感じる人もいるかと思います。


そんな時は、家の中でできることから始めてみましょう。


また、うつ病やメンタル症状への有効な対策として、
以下のようなことがあげられています。

1.自分一人で抱え込まず、家族や友人に相談する
2.無理のない範囲で、趣味や習い事を続ける
3.規則正しい生活リズムを心がける
4.栄養バランスの良い食事を心がける
5.ストレス発散のための運動を取り入れる
6.睡眠を十分とり、質の良い休養をする
7.カウンセリングなど、専門家の支援を受ける
8.服薬が必要な場合は、医師の指示に従う
9.前向きな考え方を心がける
10.自分を大切にする時間を作る


一つでもできそうなことがあれば、
まずはそれから実践してみてください。

うつ病などで、心身ともにツライ状況にいる場合は、
一人で何とかしようと抱え込まず、周りの協力も得ながら、
「自分らしいの役割」を見つけることが大切です。


「自分には何もない」
「生きている価値なんかない」


そんな風に思ってしまう時こそ、
何かしらの「役割」が必要な時かもしれません。


それは、今できる範囲の小さな一歩からで大丈夫です。

その積み重ねが、他者への貢献につながり、
失った自信の回復へとつながっていきます。

その先に、きっとあなたらしい生き方、人生、幸せにも
つながっていくものだと信じています。

・自分の役割や自信を失い悩んでいる方
・心療内科や精神科だけでは回復に不安を感じる方
・無理なく簡単にできて誰かに貢献できることを見つけたい方

どうぞ、お気軽にご相談下さい。

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