チャーリー・ブラウンのパジャマと「心の取扱説明書」

パジャマ


あなただけの幸せを
一緒に探すカウンセラーのじろうです。

朝晩も少しずつ暖かくなり、季節の変わり目を感じるこの頃。

衣替えをしようと、冬用のパジャマを洗濯しようとしたとき、ラベルに目をとめました。

誕生日に妻がくれた、チャーリー・ブラウンの描かれたお気に入りの一着。
そこには、小さな字で「こうしてほしい」というたくさんの願いが並んでいます。

パジャマにも、人にも、それぞれの“取扱説明書”があるのかもしれません。
見えないやさしさについて、一緒に考えてみませんか。

洗濯ラベル

洗濯をする前に、「何か注意事項あるのかな?」と、パジャマの裏のラベルを見てみました。

・他の物と分けて洗ってください
・脱水は短時間で処理してください
・濃色は色移りすることがあるのでご注意ください

また、取扱表示マークもたくさん並んでて、一つずつ意味を調べてみると——

・水温は40℃までで手洗い
・乾燥機はNG
・日陰干しがいい
・アイロン禁止 など

まるで「繊細な子だから、やさしく扱ってね」と、
繊細さんなパジャマが、つぶやいているような気がしました。

いろんな服

洗濯のしかた、干し方、色移りの注意。

一つ一つの説明には、その服ならではの理由がちゃんとある。

色の濃いものは、分けて洗ってあげる。
短い時間で脱水してあげる。
アイロンは禁止、乾燥機もだめ——

それぞれに合ったやさしさが必要なんだと気づきました。

描かれているチャーリー・ブラウンは、スヌーピーの飼い主で、
性格は繊細で、不器用で、だけどどこか人の気持ちにやさしく寄り添える存在です。

その“個性”があるからこそ、誰かのためにできることがあるのかもしれません。

服にも人にも「こうしてほしい」という思いがあり、
同じように見えても、みんな取り扱いはちがう。

自分も他者も、それぞれの違いを大切にできたら——


少しだけ世界がやさしくなる気がします。

心の取扱説明書

僕自身、ずっと「繊細さ」をネガティブにとらえていた時期がありました。
敏感すぎる性格を、短所だと感じて苦しかったことも。

でも、今では思うんです。
繊細さは、“やさしさの入り口”じゃないかと。

誰かと一緒に過ごすと、楽しさや喜びを共有できる一方で、ネガティブな気持ちも思いがけず受け取ってしまうことがある。

服の汚れなら、洗濯機に入れてボタンひとつでキレイにできるけれど、
人の心は、みんなが同じ方法できれいサッパリになれるわけじゃない。

そんなときは、お互いの“心の取扱説明書”をそっと読み解いてみる。
必要に応じて、距離をとったり、心に境界線をつくるのも、やさしさの一つだと思うのです。

たとえば、どうしても一緒に過ごさなきゃいけない時は、洗濯ネットのように、
自分を守る“境界線”をつくることで、傷つかずにいられるのかもしれません。

大切なのは、「境界線」そのものよりも、
自分も相手も大事にできるやり方を探すこと。

そのときどきで、一番やさしい方法を選べるといいな、と思います。

見えない心のラベル

服には、取り扱い方を教える、小さなラベルがついています。
でも——

僕たち人間には、そんなラベルはありません。

見ることも、読むこともできないからこそ、
もっと大切に、やさしく取り扱いたい。


ときにすれ違い、ときに傷つくこともあるけれど、
目には見えないその「説明書」を、心で想像しながら——

相手のことも、自分自身のことも、やさしく扱ってあげたい。

お互いの“見えないラベル”を思いやることで、
日陰干しでもふんわりと仕上がった、チャーリーのパジャマのような——

そんな、やさしい日々を過ごせますように。

・人間関係で疲れやすい方
・自分の取扱説明書を作っていきたい方
・繊細さで苦しさを感じている方


どうぞ、お気軽にご相談下さい。


自分の「取扱説明書」にどんな言葉があるといいですか?

僕なら、
・大きな声で話しかけないでほしい
・定期的なひとり時間で要平穏補給
とかあると、楽に過ごせるかな。

でも、たとえ説明書があったとしても、ほとんど読まない人もきっといるからなんとも難しいところ…
僕はゲームの説明書など読まないで、やりながら覚えていくタイプだったり😂

やっぱり、説明書とやさしさ、両方あるといいですね🌾

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